「夜の深海ジギング@由比トーナメント」 参戦記

2002年11月2日

さぁ今年もやってきました深海ジギングトーナメント! 闇夜に爆走する巨大魚との出会いを求め、今年も神戸から静岡の由比港までぶっ飛ばしてきました!

日頃お世話になっているトロバコモンキーズの「Cチーム」として参戦することになった我々の布陣は、昨年この大会でサットウを初体験し、8月の沼津で25kg級を獲ったさくらさん。 東京単身赴任という立場を最大限に活かし沼津で巨大サットウを釣りまくっているおぃちゃん。 大会当日に急遽参加が決定したグルーパーボーイズ事務局のかもさん。 駿河湾3年目なのに大物にはサッパリ縁が無い私の4人。 渋滞に巻き込まれて大幅に遅れながらも、焼津で「特餌」を買い込むことだけは忘れない我々であった。

トロモンズいまがわさんの司会で開会式 由比港に到着。 真っ先に由比名物 「さくらえび」 を買い込み会場へ足を運ぶ。 速攻で受付を済ませタックルの準備。 凍った「特餌」を流水で解凍し、料理ハサミで切り分ける。 
「これが今日の勝負エサだぜ!」
すでに勝つ気でいる私が愚かしい。。。
いよいよ乗船! 我々が乗り込む「明乃丸」は北海道からやってきたマキさん率いる「すすきのナイトジガーズ」と同船だ! 船上で怪しいエサを捌く「すすきのナイトジガーズ」 タコを用意するとは只者ではないな! 「ほら喰った喰った!」 ハイハイ、わかりました・・・
「すすきのナイトジガーズ」 マキさん好調です! 開始早々さくらさんにヒット!
「やった〜! 今年も船中初ヒットだ〜!!」
今年も彼女の快進撃で幕を開ける。 私は小さなバラムツを釣っただけでろくにアタリも無い。 
「すすきのナイトジガーズ」もマキさんを筆頭に確実に釣果を積み上げているようだ。
急激に冷え込んだ影響で反応は極めて薄く、狙いを絞り込めない厳しい状況だが釣る人は釣るものだ。 単身赴任で沼津に通うおぃちゃんもポイント移動の度に確実に釣り上げている。 さくらさんの隣なのにどう言う訳だろう・・・ 元正統派(?)おぃちゃん絶好調!
「さっちゃんだよ〜ん♪」 すっかり上機嫌のさくらさん 昨年の由比ではサットウのパワーに翻弄されたさくらさんだが今年は違う! 絶妙な誘い、巧みな乗せ、確実なフッキング。 そしてロッドの反発力を効かせたファイト。 すっかり逞しく(?)なった彼女にとって今日のサットウではサイズが足りんようです。

ストップフィッシングまで残り30分。  いまだバラムツ1匹の私は焦りを隠せなくなってきました。

「エ〜イ!男は長さで勝負だぜ!!」 
全長30cmを超える「ハオリ8」と7/0の「KUDAKO」に「特餌」を装着し、80m付近を探ると「ガツガツ!」と喰った!
「よっしゃヒットぉ〜!!」
エントリーサイズには程遠いが良く肥えた元気なサットウ。 ま、こいつが釣れない事には神戸まで帰れません・・・
や、やっと釣れまひた・・・(^^ゞ
むむむ、こりゃ大変だ!の検量風景 結局 、「トロモンズCチーム」 も 「すすきのナイトジガーズ」 もエントリーフィッシュ無しで帰港。 冷えた身体を桜海老料理「オキアガリ」で暖め、他のメンバーと状況を確かめ合う。 やはり相当に厳しい状況のようであったが検量所には巨大魚が次々と持ち込まれるのであった。
なんといってもエントリーが20kg以上(!)のこの大会。 持ち込まれる魚は当然のことながら巨大である。 ここまでデカイと検量も大変で、ロープと滑車を使い3人がかりでの大仕事である。 しかし渋い状況なのに良く釣ってきたね〜。  魚市場?
いいな〜、羨ましいな〜、でも凄く重そうです。 今年の優勝者は27.05kgのアブラソコムツを釣った品川孝司さん。 2位、3位も22kgオーバーの立派な巨体。  誇らしげに巨体を持ち上げるがやっぱり重いよね。
レディース賞は22.15kgを獲ったグルーパーの岡本広海さん。 なんか毎年必ずデカイの釣ってくる凄いお方。 う〜ん、凄い女性ってやっぱり凄いのね〜・・・ 一昨年もレディース賞の広海さん。 昨年もデカイの釣ってましたね!

表彰式の後は期待の抽選会。 今年も相変わらずカスリもしないトロモンズC。 しかし、トロモンズAの桜エビ蔵さんは素晴らしいロッドをゲットしている。 むむむ、こんなところで本領発揮するのがトロモンズなのか? そうか、そうなのか・・・ 妙に納得する私。 来年は頑張ろう。。。

閉会後、トロモンズの皆さんとデニーズで食事。 釣果はさっぱりなトロモンズも一度集えばそこは皆釣氏。 出てくる話題は強烈な釣りネタばかりで実に痛快。  趣味を通じ、ネットを介して知り合い、そうそう会えない連中だが何故か気心は通じる釣り仲間。 こんな出会いがあるから釣りは止められないのだ。

深夜1時30分。 富士ICから東名高速に入る。 体調が良いのか眠気は一切無く、快調に飛ばして午前6時前には神戸に着いた。  馴れとは恐ろしいもので片道450kmの距離も最近はそう遠く感じなくなった。 しかし、独りではやはり辛い。 今年も同行してくれた仲間。 そして暖かく迎えてくれた仲間に改めて感謝したい。

ありがとう! 来年も行くよ!