OPA!メバルサーキット in 淡路島

2002年2月23日

オフの釣りモノとして脇役扱いだったメバル。 しかし真剣に取り組むとこれほど面白い釣りは他に無い。 春を控えた厳寒期に仲間同士で釣果を競い合うのもイベントとしてはなかなかに楽しめるのである。

実は1月のOPA!例会も淡路島でメバルだったのだが良い結果は出ていない。 何故か今期のメバルは不調のようで2月度例会の幹事を務めることになった私は大いに悩む。 しかし、あえて淡路島で玉砕も男らしいぞ!と勝手な理由で淡路島釣行を決行した。


今回の参加者は、OPA!佐々木会長、OPA!黒田名人、ゲスト参加 さくらさん、ゲスト参加 前田ぴん蔵さん、OPA!ふじはし の5名に、淡路島在住のオットセイ橋本さん、アムアムの山岸さん達が途中で合流する事になった。 さらに「全日本イカ様倶楽部」の会長:橋本氏の協力でこの例会のオリジナル缶バッチを製作してもらい、少人数ながら熱い盛り上がりを見せる一同であった。
佐々木さん、服がガシラ色だからわかんないよ! 淡路SAに集合して作戦会議。 風向き、潮位などから攻略ルートを決め、まずはA港に入る。

小規模な防波堤とテトラで構成されたA港は全体に浅いながらもシモリ根が点在して藻の状態も良い。 時刻は16時、メバルにはまだまだ早い。 こりゃ夜まで我慢だな・・・と思ったら佐々木氏がいきなりガシラをゲット! (さ、流石や・・・) 今日も熾烈な争いの予感がするわ・・・
続いて入ったのは未開のB港。 新しいポイントだが水深もあり、シモリ根の規模も大きくて期待が持てる。 「ココは釣れるぞ!」 我先に投げた私のルアーに「コココン!」 小気味良いアタリでキレイなメバルがヒット! 「よっしゃ〜!!」 あわてて他のメンバーも投げ始める。 「ヒット! あ、バレタ〜!」なかなか反応は良いようだ。  今日の初メバル。 可愛い奴じゃ!!
初挑戦さくらさんの初メバルと私の初ヒラメ 続いて私の竿に鈍いアタリ、「よ〜しヒット! ん?なんかデカイぞ!」 強引に抜きあげたソイツはなんとヒラメ! 「うぉっしゃ〜!今日はもらったぜ〜!!」もう絶好調で笑いが止まらない私。
「きゃぁヒットヒット!メバル釣れたぁ!!」彼方から駆け寄ってくるのはさくらさん。 「めちゃ嬉しい!めちゃおもろい!」
お互い初ヒットの獲物を手に記念撮影となりました。
メバル初挑戦のさくらさん、A港では群れる小メバルをひたすら観察し、ルアーへの反応を探っていた。 ココではそれが実を結んだのか独り爆釣状態になる。 「きゃぁ!メバルちゃんヒット〜!!」 その声を聞くたびに自分のペースを失い、釣れなくなるのが我々の常。 「こ、このままではイカン!」 ダッシュでその場を離れる私。 独り寂しく頑張ったおかげで良型メバル2匹ゲット! 「ふふふ、今日はいつもの私じゃないんだぜ・・・」 ここで釣れた釣果の一部。 足場が良いのでGood!
「前田ぴん蔵氏、その心境を語る」←クリックしてみよう!! 自分を見失いつつ頑張る前田ぴん蔵氏。 爆釣のさくらさんを横目で睨みつつ、いまだノーヒット。 

 さくら:「ねぇねぇ、メバル釣れてる?」
ぴん蔵:「そ、そばへ寄るなぁ〜!!」

しかし、彼は逃げずに頑張り、ついに良型メバルを釣り上げて見せたのだ! この1匹の重さが分かる人は我々の仲間です・・・(爆) 
時間は19時前、まだまだこれからである。 一同はC港へ移る。 小場所だけに最初が肝心だ。 遠慮する気持ちはあるが手は勝手にキャストしてしまう。 「カッツ〜ン!」やはりヒット! 「うひゃひゃひゃひゃ〜」もう絶好調の私。 この後、ほぼ全員に良型メバルの連続ヒットが続く。 「恐ろしいこともあるもんや・・・」 OPA!の例会とは思えない爆釣に酔いしれる一同。 大型メバル爆連! 気合の25cm級2匹ゲット〜!!
佐々木氏、驚愕の27.5cm! やられました〜!!^^; さんざん釣りまくってアタリが止む。 「もうええやろ、記念撮影でもするか・・・」と私が手を休めたその時 「ヒット! で、でかいよ!」と佐々木氏。 「うっそ〜、あれだけ釣りまくったのにまだ釣れるの?」 なんとも巨大なメバル=27.5cmを我々の目の前で釣り上げた! や、やられた! 思い起こせば2年前。 佐々木氏が私の目の前で28cmを釣り上げたのもココだったような記憶が・・・
穏やかな「メバル日和」の一日だったが突然吹き始めた北風で様相は一変する。  より大型を求めて険しいテトラ帯に移動するがキャストもままならぬ状態で繊細なアタリなど取れる訳が無い。 やむなく退散する一同。 続くD港でオットセイ橋本氏達と合流し作戦会議の結果、南淡の辺境:E港へ移動となった。

爆走する橋本カーに必死で食い下がり、なんとかE港にたどり着くが、テトラは巨大で潮位は低く、とてもじゃないが釣りにならない。 「もう宴会にしない?」 佐々木氏はすでに宴会モード。 あんなデカイメバル釣っちゃ一杯飲みたいのが人情か? 「しょうがないな〜」この状況では宴会が優先(笑)。 腹も減ってきたので洲本の「はまのや」まで移動する。


洲本では勤務明けのアムアム山岸氏一行と合流、やっと全員そろっての宴会である。 オットセイ橋本氏を始め我々OPA!も淡路で釣行の際には必ず立ち寄る「はまのや」で今日の爆釣を記念して乾杯! 飲んで食って騒いで暴れてお会計は一人1900円!「ウソ!なんか間違ってない?」 知られざる名物「はまのやソーメン」で満腹の我々は気合も充分に次のF港まで走る。
南淡のF港は風も避けられる好条件だったが流石に深夜2時とあっては疲れが出てくる。 帰りの運転も考慮して車中で休む者も多い。 そんな中、一人で頑張るのはさくらさん。 「どう? おいしそうでしょ!」 良く肥えたガシラを2匹も釣り上げてみせる。 「ま、参りました〜!」 技術のみならず根性でも我々の勝てる相手では無いようです・・・(笑) 「ほ〜ら、ガシラちゃんだよ〜ん♪」  あんたは偉い!!
午前4時、漁船が船出する時間になりF港での釣りも一段落。 ここで今回のOPA!例会を終了する事になった。「皆さん、遅くまでお疲れ様でした! また機会があったらご一緒しましょう!」 幹事挨拶を終え、一同解散。 ほぼ12時間以上を淡路島で過ごし、自宅に着いたのは午前6時! 爆釣の余韻に浸りながら爆睡となったのでした。



低迷する淡路島メバル情報に不安を抱きつつ参加者を募り、多くの方々の協力を得て開催された「OPA!メバルサーキット in 淡路島」は参加したものだけが味わえる狂乱の大爆釣で幕を閉じました。
2年前のOPA!例会で初めて体験した淡路島のメバル釣り。 最初は苦悩した私も機会を重ねるたびに満足の行く結果を出せるようになった。 空撮マップとカーナビを活用したポイント選択。 大型だけに狙いを絞った攻略法。 すべてOPA!のベテラン諸氏から受け継いだものだ。 同日に淡路島を攻めた別グループはまったくのノーヒットだった情報もあり、我々の攻略法がいかに適切なものであったかがうかがい知れる釣行となった。 
OPA!佐々木氏を始め、この釣りの先駆者達に感謝すると共に、今回の例会に参加された皆様と御協力頂いた関係各位に深く感謝いたします。
ありがとうございました。